正確には「だいぶ前の」断捨離ですが。汗
キッチンの吊戸棚の上部に、普段ほとんど使わない家電たちが眠っておりました。
左から、
湯たんぽ(冬は愛用しています。昔母からもらったトタン製の無骨で愛らしいヤツw)
ホットプレート
たこ焼き器
タダフサの砥石(見えていませんが)
写真の日付を見たら4月24日でした。先の熊本地震をきっかけに、家の中を「防災」という視点で点検する癖がつきました。
一日の中で最も長い時間を過ごすキッチン。
そこは、自分のお気に入りを詰め込んだ、私のお気に入りの空間に少しずつ改良していて、とても居心地の良い空間でした。
でも、「防災」という視点が加わったとき、何とも危険な場所で過ごしていたのだということに気づき、青くなりました。
普段使わないから、という理由で大物のキッチン家電や凶器にもってこいの(苦)砥石が頭の上に収納されていました。
引き戸ではなく、両開きの扉なので、強い揺れがあったときはきっとこれらのモノたちが頭の上に降ってきます。想像しただけでクラクラしてしまいました。
そこで、予防線を入念に張ってから、旦那さんに処分の相談を持ち掛けました。
余談ですが、旦那さんは大阪人。
一家に一台たこ焼き器。
日曜の夜は家族でお好み焼き。
そんな確固たる家族の団欒像を持っています。
子どもが生まれてから、一度も、たった一度も使っていないホットプレートとたこ焼き器。
これまで何度か処分を打診しましたが、「別にスペースがないわけじゃないんだから捨てなくてもいいでしょ。子どもが大きくなったらまた使うし。」の一蹴。
今回は、相談を持ち掛ける前に、以前ブログで紹介した防災の本を見せたり、フォローさせていただいているブロガーさんたちの記事や本を見せたり(オズさん、おふみさん、感謝します!)、命を守ることについて熱く語ってみたり、一生懸命防災グッズを点検している姿を見せてみたり・・・と下準備をしてからの打診。
恐る恐る切り出してみると、
「そうやね~確かに怖いね。処分しようか」
思わずガッツポーズをしそうになりました。笑
年季の入っていたホットプレートとたこ焼き器は処分、砥石は人に譲り、湯たんぽは背面の食器棚の低い位置に収納しました。
頭上がすっきりすると、気分も何だか軽くなりますね。
アフターはこんな感じになりました。
上段は空っぽ。
下段のものも少し整理して、左から
・貸し出し制の子どものおもちゃ(粘土、色鉛筆や絵具、折り紙など)
・温かい飲み物(コーヒー、紅茶など)
・エプロン
とよく使う必要最低限のものを収納することができました。
子どものおもちゃは、背面の食器棚の上に籠を置いて収納していましたが、頻繁に出し入れするには使い勝手が悪いし、食器棚の上になるべくモノを置きたくなかったので、戸棚の中にスペースを作ることができとても満足しています。
最近、あれだけ危機感をもって向き合えていた「防災」への意識が、少しずつ薄れていることを感じ、もう一度身を正さねば!と思っているところです。
時間の経過とともに意識が薄れるのは人の常。
流れに身を任せず、自分と家族の命は自分の心がけで守るのだと肝に銘じなおしたいと思っています。
今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。