調味料の手間貯金をしていることを、以前記事にしました。
「手間貯金」というのは、時間のある時に手間を先取りして行うことをいいます。
きちんとした作り置きは、現在はやっていませんが、次女の産前産後からずっと続けて作り置いている我が家の常備菜「基本の重ね煮」。
「重ね煮」というのは、野菜をある順番で層にして重ね、水を使わないで蒸し煮にする調理法です。
ココロとカラダが幸せになるお野菜料理 重ね煮 戸練ミナのオフィシャルサイト【重ね煮とは】
「重ね煮」といえばこちらのサイトの戸練先生が有名です。
私は次女の出産を手伝っていただいた助産院の薬膳教室で教えてもらい、以後ずっと作り続けています。
薬膳の考え方では、物事全てに陰陽があると考えます。
もちろん、野菜にも。
「陰」の性質をもつ野菜を下に、「陽」の性質のものを上に重ね、なべ底と最後に降った「重ね塩」でサンドして蒸し焼きにすることで、鍋の中で野菜の陰陽がうまく引き出され、びっくりするくらい美味しく仕上がる調理法です。
調理に水を使わないので、日持ちもします。
「基本の重ね煮」では、シイタケ、玉ねぎ、にんじんを使うのがスタンダードなのですが、薬膳教室の先生に、「シイタケよりも癖がなく、甘く仕上がるので、小さな子のいる家庭にはエノキを勧めています」と教えていただき、我が家ではエノキを使って基本の重ね煮を作ります。
材料はコチラ。
人参1本、エノキ(100g←通常のパックの半分)、玉ねぎ大1個。
これに加えて、塩。塩は粒の荒い自然塩が向いているそうです。
この分量で、我が家で使っているルクルーゼ18㎝にはちょうど良く、できあがった重ね煮は野田琺瑯のレクタングル深型Mにちょうど、といった感じです。
以前は無水鍋でドドーンと作っていたこともありました。
冷蔵庫で1週間ほど日持ちしますが、作りすぎて傷んでしまってはもったいないので今はこの量に落ち着いています。
無くなったらまたすぐに作り、いつも冷蔵庫には常備しています。
↓簡単な作り方。
①なべ底に重ね塩をふる
なべ底、焦げ付いて汚いですね・・・写真にとるととても目立つ…苦
②エノキ→玉ねぎ→人参の順に重ねる
エノキはこんな感じ。1センチくらいに切ってほぐします。
人参まで重なったところ。
玉ねぎ写真、撮るの忘れました。汗
人参は千切りに、玉ねぎは「回し切り」という独特の切り方があります。玉ねぎの繊維になるべく沿って切る方法です。そんなに難しく考えず、えのきと大体同じくらいのサイズになればよいと思いますが、「回し切り」、習得したい方はYouTubeで動画が見られます。
③最後に重ね塩をして、弱火にかける(30分ほど)
出来上がりの目安は、人参のいい匂いがしてきたら出来上がりです。
すごく不思議ですが、エノキ→玉ねぎ→人参の順に匂いが変化します。
重ね煮のいいのは、使いまわしが非常にしやすいという事です。
みそ汁の具、パスタやそうめん、うどんの具、卵焼きに入れて、しょうゆやみそで煮詰めてご飯のお供にしたり、冷ややっこの上にのせても美味しいです。
今週は、みそ汁の具以外に、卵焼き、他人丼、オムライスの具として使ったらあっという間になくなってしまいました。
これは他人丼。豚肉を炒めて、重ね煮を投入。先日の記事に書いた万能ダレで味を調えて卵でとじたら出来上がり。超手軽!!
火が通っているし、程よ塩気と野菜の甘みが凝縮されているので、本当に重宝しています。
通年、比較的安価で手に入る野菜でできるのも魅力です♪
検索してみたら、キナリノでも紹介されたことがあるのですね~
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!