トットちゃんとカモメとパン

北欧大好き。コーヒー大好き。シンプルで丁寧な小さな暮らしを模索中。時々、トットちゃんのような個性的な子どもたちのサポートについても綴っていきたいと思います。

【石けん勉強月間まとめ】複合石けんとは?

前回から引き続き、石けんやそれに関するナチュラル洗濯について、勉強したことをまとめます。

 

私が7月を「石けん勉強月間」と位置付けて、知識を得ようとしている最大の理由は、我が家で使用しているドラム式洗濯機での石けん洗濯に悪戦苦闘しているから。

totokamomepan.hatenablog.com

勉強の動機づけの最大のポイントは「もっと使いやすい、環境にも優しい洗剤はないのだろうか」でした。

 

一つ、希望の光を見たキーワードに「複合石けん」なるものがありました・・・。


今日はその「複合石けん」を中心にまとめたいとおもいます。

 

 

1.家庭用洗剤にかかわる法律と品質表示

 

本題に入る前に、少し難しそうな前置きの話から。

見出しだけ難しそうですが、中身は大したことないので、ご一読を。

 

石鹸と合成洗剤は、見た目や用途だけでは区別できません。では、石鹸をお店で買うにはどこを見て選べばよいのでしょうか?

家庭で使う洗剤の中には2種類あります。まず、人間の体を洗うためのもの。これは厚生労働省の管轄で、薬事法という法律によって規制されます。次に人間以外のもの、具体的には食器や衣類、住居などに使うもの。これは経済産業省の管轄で、「家庭用品品質表示法」という法律によって表示方法が決められています。

石鹸の表示の見方(1) 洗濯・台所・掃除用 - 石鹸百科

 

洗濯に使用する洗剤は、後者の「家庭用品品質表示法」という法律に準拠します。

法律にのっとって、「洗濯用」と名の付くものは、2種類に分類されます。

 

一つは「石けん」。

それ以外のモノは全て「合成洗剤」。


これ、私としては驚きでした。

たくさんの製品が売られていて、何だかよく分からない気がしていたのですが、実際はいたってシンプル。


石鹸か、でなければ合成洗剤

 

自分が選びたい製品かどうかを知るためには 、パッケージに書かれた売り文句や商品名に惑わされることなく、裏を返して品質表示表をしっかりと確認すればいいのですね。

 

2.複合石けんとは?

 

では、今日のお題の「複合石けん」とは一体何者なんでしょう?


一番簡潔にわかりやすく書いてあったサイトの引用を載せます。

石けんとは、 純石けん成分の以外の洗浄成分(界面活性剤)が何も入っていないもののことを言います。

手肌や環境に優しいので、荒れやすい肌の方にお薦めです。

しかし、衣類が黄ばみやすかったりミネラル分の多い水では汚れ落ちが悪かったり、石けんカスが発生しやすくシンクや浴室が汚れやすかったり
するなど正直使いにくいです。

その使いにくさを改善したのが複合石けんです。

改善するために、純石けん以外の洗浄成分(界面活性剤)を
洗濯用では30%未満まで、また台所用では40%未満まで使用しても可能です。

ただし、環境や手肌への影響は石けんよりは大きくなります。

でも合成洗剤と比べればそれほど大きな問題ではありません。

複合石鹸とは |

 

ようは、石けんに合成界面活性剤を添加して洗浄力をキープもしくは向上させたものを「複合石けん」と呼びます。

 

調べてみると、インターネット上で売り出されている「複合石けん」の多くは石鹸の使いづらさを改善し、さらに添加されている合成界面活性剤もヤシや松など自然のモノから抽出した成分を利用しているため、手肌や環境にやさしいことを売りにしているものがとても多かったです。

 

各販売用のHPだけ見ていると、使い勝手の良さ(泡立て不要、石鹸カスの心配なし、洗濯槽のお手入れ不要、などなど)に加えて、ティスプーン一杯で洗える!など本当に素晴らしい謳い文句が並んでいてとても魅力的に思えてきます。

 

昔の私だったら、「これだ!」と何も考えずに飛びついていたと思います。

 

ただ、今回は一通り石鹸についての基礎知識を勉強しながらだったこともあり、メーカーの売り文句にところどころ疑問が浮上。

 

成分の7割は石けんなのに、そんなに石鹸と使い勝手が変わるものだろうか。。。


残り3割にそれはそれは素晴らしい界面活性剤が添加されているのかもしれないけれど…


石鹸ってちゃんと泡立てないと石鹸カスすごいことになるよ?それ放っておいたら、洗濯槽はあっという間に黒かびワカメちゃんが出現するけどな…(体験済)


それすらさせないくらいの洗浄力が、ヤシやら松やらから抽出した合成界面活性剤には備わってるってこと??


それって本当に安全なの?


そもそも、石鹸が主成分なのに、ティースプーン一杯じゃ、そりゃ水で洗ってるのと変わらないんじゃないのかな…



私はもともと、製品の素晴らしさしか載せていない情報元は信用しないタイプです。


クチコミなどで、批判的な評価を掲載しないなんてもってのほか。


100%素晴らしいと、全ての人が納得するものはないと思うから。


むしろ、長所、短所ともにきちんと紹介されていて、選ぶ側にきちんと判断の材料を与えてくれる誠実さに心惹かれます。


知恵袋などの質問投稿サイトにも、複合せっけんに関する書き込みはいくつも見られます。


やはり、美味しいとこどりの素晴らしい洗剤はないのかもしれないなー、という結論に、私のなかでは落ち着きました。



さて、これで石鹸洗濯は「振り出しに戻る」です…


こうなったら、今使っている洗濯機を攻略してやろう!と今は粉石鹸で毎日奮闘しています。


泡消し機能に負けることが多いですが…泣



その模様についても、またおいおいご紹介できればなぁと思います。


負けないぞ!!


良かったらみなさま、影からひっそりと応援してくださいませ。



今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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