ブログタイトル、「トットちゃんとカモメとパン」。
「トットちゃん」、「カモメ」の由来については、それぞれ過去記事で触れました。
「トットちゃん」→トットちゃんとカモメとパン - トットちゃんとカモメとパン
「カモメ」→北欧の食器たち 私のお気に入りをご紹介 - トットちゃんとカモメとパン
三つ目のキーワード「パン」。
これは『しあわせのパン』という映画からとった言葉です。
「わたし」とコーヒーと『しあわせのパン』
私はとにかくコーヒーが大好きです。
コーヒーという飲み物ももちろん好きなのですが、
袋を開けた時のふわーっと広がる香り、
豆のコロンとした見た目、
コーヒーに関する道具、
「淹れる」という行為、
淹れているときの音やスーッと力の抜けていく感覚、
モコモコと音を立てながら膨らむコーヒー豆やドリップがカップに落ちるときのしずくの音、
コーヒーに合う食べ物、
コーヒーのある食卓、
コーヒーを囲む時間・・・
コーヒーにまつわる、全てのコトが私を幸せにしてくれます。
ここまでコーヒーの魅力にはまっていったきっかけに『しあわせのパン』という映画があります。
この映画は、大好きな、私の密かなおしゃれのお手本の友達と一緒に映画館に見に行きました。
エンドロールが終わるまで、私も友達も微動だにできず、照明が明るくなったとき思わず顔を見合わせて笑ったのを覚えています。
描写が美しい。
登場人物がとてつもなく優しい。
何より、コーヒーが本当に美味しそう。
原田知世さん演じる「りえさん」と大泉洋演じる「水縞くん」夫婦が湖のほとりで営むパンカフェ「マーニ」。
そこへ、人生で行き詰まりを感じたり悩みをそれぞれに抱えた人たちがやってきます。
二人は彼らをただ、そっと受け入れます。
小説の裏表紙にはこんな風に紹介されています。
彼らを優しく迎えるのは、二人が心を込めて作るあたたかなパンと手料理、そして一杯の珈琲だった。
余談ですが、ナナホシ夫婦にも小さな夢があって、自宅でひっそりとカフェを開きたい。
まさに、我々の理想がこのカフェマーニにありました。
受け入れ、分けあい、分かち合う。
優しい時間の流れるカフェをいつか自分たちの手で作り上げたい。そんな風に思っています。
文庫本は図書館で借りるか、読んだらすぐ手放すことをルール化している我が家ですが、この2冊は特別。
映画がたまらなく見たくなる時が、年に何回かあるので、その都度DVDをレンタルしに行っているのですが、映画を見るほどまとまった時間が取れない今は、小説の1ページを読みながら映画の世界を思い浮かべてうっとりします。
そんな私の所有するコーヒーまわりのモノ
こんなにコーヒーについて熱く語ると、さぞこだわりのある立派なコーヒーツールを持っているのだろう、豆は当然何種類もあって、挽くところから楽しんでいるのだろう。そんな風に思われるかと思います。
実際、私のコーヒー好きを知っている友達が遊びに来て、コーヒーをふるまうと、まずみんな驚きます。笑
今所持しているコーヒーまわりのモノはこちら
以前はハリオのガラス製のサーバーも持っていたのですが、水切り籠の中でカチンとやってしまい、割れてしまいました。
その後、何度か買いに出かけましたが、気分が乗らず買わずに帰宅することが重なり、、もしかしていらないかも?ともともと持っていた無印良品のポットを代用するようになりました。
2杯以上淹れるときに、こんな風に使っています。
一人で飲むの時は、スタバのマグに直接サーバーをのっけて淹れています。
気負わず淹れられるし、洗い物も減らせるのでなかなか快適です。
無印のポットは一人暮らしの時から使っているものなので、かなり年季入っています。
今は同じものは売っていないようですね。近いのはこれかな?
丈夫でなかなか壊れません。笑
我が家にはポットはこれ一つしかないので、緑茶や紅茶などもコレで淹れています。
ケトルもハリオのもの。とても使い勝手がよいです。
手入れがされていなくてお恥ずかしい・・・
ハリオのサーバーは少し特殊な形をしていて、お湯を落とす速度でコーヒーの味が全然違います。
さーっと淹れれば、軽いアメリカンのように、ゆっくり落とせばしっかりと深みのある味に。
微妙な湯量の調整がしやすいこのケトルはとても使い勝手がいい。さすが、同じ会社が作っているだけの事はありますね。
やかんもこれしか持っていないので、お湯を沸かすのはこのハリオか、鍋です。笑
今あるコーヒー豆はこの2種類。
ホワイトデーに旦那さんがくれた、ちょっといい珈琲が今はあるので2種類ですが、普段は格安スーパーで買う、安い豆(緑の方)のみ常備しています。
少し前は、カルディで200グラムずつ挽いてもらっていました。豆の香りは格段に良いのですが、毎日飲むのですぐになくなってしまう。
珈琲は生鮮食品なので、多めに挽いてもらうのには抵抗があり、でもなくなるたびにカルディに行かなくてはいけないのが結構面倒でした。
そこで、近所のスーパーで買える、格安の豆はいかほどの違いがあるのか、試しに飲んでみよう!ということになり、少量のものをいくつか試しました。
結果、この緑の袋のキリマンジャロブレンドはなかなかの味。我が家の定番になりました。
私は、コーヒーは心で淹れるものだと思っています。
肩の力を抜いて、心を込めて淹れたコーヒーは多少安い豆でも美味しい。
カモメ食堂の「コピ・ルアック」を必ず唱えて淹れています。
先日遊びに来た、もとパティシエの友達が、私のコーヒーを飲んで感激してくれ、同じ豆を買いに行ったそうです。
即写真付きのメールが来て、「ナナホシが教えてくれた豆ってこれであってる??」。
いわく、全然味が違ったので、違う豆を買ってきたかと思い確認メールをくれたようです。
この一件があってから、自信をもって格安豆をおもてなしにも使っています。
ゆくゆくは、ミルも買って、お気に入りの豆も何種類か用意して、気分によって挽きたてを飲んでみたい、という願望はありますが、今の私にはこれがちょうどよいです。
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。