先日の「あさイチ」、皆さんご覧になりましたか?
【必見!】明日の朝は皆で「あさイチ」! - トットちゃんとカモメとパン
番組については、もうちょっとうまい作り方ってなかったのかなぁ・・・とモヤモヤしましたが、個人的にはとても興味深く見させていただきました。
冒頭で登場した稲垣えみこさん。
東日本大震災をきっかけに、原発に頼らない生活ができないか、とチャレンジを繰り返す中、気が付いてみたら家の中には冷蔵庫も洗濯機も、掃除機もない。
番組の中で稲垣さんの電気料金の明細が紹介されていましたが、本当に、月に数百円。
番組のスタジオは、すでに人智を超えたような、悟りを開いたかのような稲垣さんの様子にドン引きでした。笑
いやいや~持たない暮らしの良さを紹介するのに、しょっぱなが稲垣さんはちょっと番組構成失敗でしょ~って突っ込んだ人、私だけじゃないですよね。苦笑
稲垣さんと同様の暮らしをしたいとは思っていません。
でも、なるべく原発に頼ることなく、初めから地球上に備わった自然の力を借りながら、自然に迷惑をかけないように人間は生きるべきだというのが、私の暮らしを作るベースに流れている考え方です。
だから、合成洗剤ではなく、石鹸洗濯に悪戦苦闘してみたり、
安くてお得な生協をやめ、生活クラブを再開した背景にも、自然の中で「身の丈」に「生きる」ということを深く考えての結果でした。
東日本大震災以降、エネルギーの在り方や、原発についてたくさんの人が、真剣に真剣に向き合って、考えてきたと思います。
我が家の選択は、「電気をやめる」ことではなく、「電気を選ぶ」。
自分たちの支払った電気料金が、自然エネルギーの推進に使われる電力会社を選びます。
生活クラブ、こんなこともやっているんです。
8月に申し込みと手続きをすませ、10月の切り替えをドキドキしながら待っています。
最近、使えば使うほど、生活クラブのファンになってきている私です。
電気だけでなく、食料自給率の向上や、徹底したGM(遺伝子組み換え)対策、地域社会の活性化や、地域の子どもたちの貧困に地域で手を差し伸べる活動(子ども食堂など)など・・・
全ての取り組みが、組合員による「子どもたち、孫たちの世代まで平和で安心して暮らせる社会を」という一貫した強い思いで動いています。
今年4月から始まった、一般家庭向けの電力小売りの自由化。
たまたまタイムリーに、先日木曜日の朝刊にも「家庭向け電力自由化から半年」というタイトルの記事を見つけました。
記事によると、8月末の時点で乗り換えを行ったのは、対象世帯の約3%にとどまっているそうです。
新電力への切り替えの壁となっているのが
①手続きが面倒
②料金が安くならない
③料金プランが分かりにくい
とのこと。正直、この記事を読んで、がっかりするとともに不安になってしまいました。「これでいいのか、日本人!?」と。
自分たちの選択は、自分たちの意思を反映しています。
原子力由来の電気を選ぶということは、当人にそのつもりがなくても「私は原子力を使います」という意思表示をしているのと同じことです。
もちろん、100人いれば100通りの考え方があり、100通りの「事情」があるでしょう。
だから、私の考えを押し付ける気は全くない。
でも、目先の料金の安さ以外に、そのお金が自分の手元を離れたその先で、どのように使われていくのか、ということにも考えを巡らせながら「選らぶ」ことが大切なのではないかな、と私は思います。
ちなみに、私が切り替えた生活クラブの電気共同購入は、申込用紙を書いて送るだけで、面倒な手続きはありませんでした。
料金も、電気の共同購入事業が安定するまでは、既存の電力会社の料金とほぼ同額で、高くなることはありません。
ネックは生活クラブの組合員であることが条件である、ということでしょうか・・・。
生活クラブ、とても良い活動をしているのに、「組合員じゃないと」の条件が常にあり、もっと間口が広ければなあ・・・と思うこと、多々です。まあ、仕方のない事ですが。汗
興味のある方は、下記のリンクもご覧ください。
原発のない社会をめざして|環境・社会へのとりくみ|生協の食材宅配「生活クラブ」
私は、自然の一員である「ヒト」として、「身の丈」を超えない小さな暮らしをしながら、子どもたちのそのまた子どもたちまで、豊かで安心して暮らせる世界を継続させていくことが、大人である自分たちの責任だと、切に思っています。
今日はちょっと暑苦しい記事でしたかね!?
最後まで読んでくださり感謝いたします。