トットちゃんとカモメとパン

北欧大好き。コーヒー大好き。シンプルで丁寧な小さな暮らしを模索中。時々、トットちゃんのような個性的な子どもたちのサポートについても綴っていきたいと思います。

自分と家族を守るために 『何が起きても命を守る 防災 減災BOOK』のご紹介

 

来週末で熊本地震の最初の揺れから1か月がたちますね。

 

今回の地震は、自分が住んでいるところから遠く離れているにもかかわらず、ある意味、自分が被災した東日本大震災の時に比べても、自分の中で防災への危機感が非常に高まっています。

 

家を持ち、自分の住む地域が固定され、自然に地域の方とのつながりを大切にするようになったこと。

何より、守るべき幼い宝物たちが、すぐ近くにいる事。

 

こういったことが、ただ「備えている」「蓄えている」だけの準備ではなく、いざというときに「ちゃんと使える」「ちゃんと動ける」備えをしなくては、という心の動きにつながっていることは、間違いありません。

 

今日は、本当に読んでよかった、役立てたいと思った本をご紹介します。

 

本来、ブログの中で本を紹介するときは、ほんの少し、読んでいる方がイメージできるくらいの内容をご紹介し、あとは興味を持った方が本を手に取って読んでほしいと思いながら、本を書いた方への敬意を忘れないことを大切に、ブログを書いています。

 

ただ、今日ご紹介する本は、とにかく、たくさんの人に内容を知ってほしい。

できれば、手に取って隅々まで目を通してほしいと切に願うため、いつもよりも詳細に内容を紹介したいと思います。

 

『自分・家族・ペット 何が起きても命を守る 防災 減災BOOK』主婦の友社 

何が起きても命を守る 防災 減災BOOK

何が起きても命を守る 防災 減災BOOK

 

 

昨日、予約していた本を受け取りに図書館に行った際に、カウンターの近くに設けられた防災関連コーナーで見つけました。

 

私の住んでいる自治体では、7冊の蔵書があるようです。図書館が12館なので、半分以上の図書館で所蔵しているということ。 

それだけ、価値のある本だと私も思います。

 

目次をご紹介↓(*写真がきちんと貼れていませんでした。失礼しました)

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今すぐ始める5つのこと

①「防災標語」を体にしみこませる

 まず最初にこの項が書かれていることが、この本がきちんと有事の時のことを想定して書かれていることの表れだと思います。

 

いざというとき、冷静に行動できる人は約10%だといいます。パニックになる人が15%。その他の大半の人が茫然自失状態になる。

 

そんな時に、自分がどうすべきか体に染みつくくらい知識が常態化していれば、動けることも増えるかもしれません。

標語の中で興味深かったものをいくつかご紹介します。

「あっ地震!机の下よりドア開けろ」

地震時は守れ頭と頸動脈」

「避難時は、火の元・ガス栓・ブレーカー、隣近所に声かけて」

「命を守る防災大掃除、命捨てるな、モノ捨てろ」

 

②連絡手段を決めておく

災害用伝言ダイヤル171や、災害用伝言板などは、東日本大震災の時に広く知られるようになりましたよね。

171の伝言ダイヤルは、毎月1日と15日が体験日として設けられているのをご存知ですか?

体験利用のご案内|災害用伝言ダイヤル(171)|災害に対する取り組み|NTT西日本

私は、以前指導していた発達障害のある男の子と指導の一環で、もしもの時を想定して体験利用したことがあります。

発達障害、特に自閉症スペクトラムのある方にとって、いつもと違う状況に対処することは非常に負荷が高い。事前に見通しを持って体験しておくことがとても重要です。

 

ただ、これは障害の有無にかかわらず皆同様の事。

 

実際伝言ダイヤルを使ってみて、「これで本当にあってるのかな・・・」と、きちんと自分の残した伝言を音声で再生するまで不安でした。

何でもない常時ですら不安なのですから、非常時に冷静に活用するには、やはり一度体験しておくことは大切だと思います。

 

③いつも身近にこれだけは備える

<外出時>

以前テレビで、防災システム研究所の所長、山村さんが、外出時に持ち歩いている緊急用グッズを入れたポーチを紹介していました。

中身はその人によるのでしょうが、ライト、ラジオ、携帯の充電器、小さな食料、非常用トイレなどを小さなポーチに入れて常に持ち歩くことを奨励しています。

 

テレビを見た時は「え~、荷物増えるなあ」と思った私。

喝っ!!!ですね。。苦笑

外出しているときに地震が起きないとも限らない。

家に非常持ち出し袋を用意したり、食料・水などの備蓄をするのと同じくらい、重要だと思います。子ども二人連れて外で被災した時のことを想定して、緊急ポーチをすぐに用意したいと思います。

 

<就寝時>

枕元のすぐ手に届くところに、ライト、自宅のカギ、携帯電話の充電器など、寝ているときに大きな揺れが来てもすぐに対応できる準備をしておく。

これも我が家はできていませんでした。

次女にいたずらされない工夫をして、すぐに検討しようと思います。

 

④避難経路を確認する

これも、前述の自閉症の男の子と一緒にやったことがあります。

地図上で確認するだけでなく、実際に歩きながら、地震の時に通れそうか、危ない物はないかなど、自分の目でしっかり見ておくことが大切だと思います。

明日の日曜日、家族で防災お散歩をしたいなあと思います。

 

⑤家具の配置チェックと固定

最近の断捨離のおかげで、廊下や入り口をふさいでしまいそうなモノはそんなにないとは思うのですが、もう一度家の中を歩き回ってシュミーションしてみたいと思います。

 

第1章を読んだだけでも、やらなくてはいけないことが山積みです。

我が家にはペットはいないので、備えは必要ありませんが、動物と一緒に避難するときに準備しておくこと、心構えなどもページを割いて丁寧に書かれています。

本の中には、東日本大震災の時に実際にあった、避難所でのペットトラブルについても紹介されていました。

 

「ペットも大切な家族」。

常時は心にゆとりがあるので理解できるし、その通りだと思えます。

 

でも、狭い避難所で心も身体も疲弊した状態での避難生活が続いていたら。

そんなとき、我が子が避難しているペットに吠えられ怖い思いをしたら。。。

きっと心穏やかではいられない。

 

人と人が助け合って乗り越えなくてはいけない非常時に、心の荒みは最も避けたい事の一つだと思います。

 

動物と一緒に暮らしている方は是非ご一読されることをお勧めします。

 

 

 

本の前半しかご紹介できませんでした。

でも、できることはたくさんあったのではないでしょうか。

 

第2章の持ち出すものと備えるものについては、現在進行形で我が家バージョンを整えているところです。

我が家の実際を記事にする際に、からめてご紹介したいと思っています。

 

大きな災害は誰のせいでもないけれど、誰の上にいつ降りかかってもおかしくない。

準備しすぎるということはないと思います。

 

自分と家族の命を守るためにできる事は何か。

全ての人が、真剣に考えるべき時だと思います。

 

今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

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