9月になり、幼稚園のお仕事が再開しました。
夏休みを経てグーンとお兄さん、お姉さんになった子どもたちを見て、ついウルッとしてしまったナナホシです。笑
今日も当ブログ、「トットちゃんとカモメとパン」を訪問してくださり、ありがとうございます♪
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幼稚園に行くたびに、いたるところに先生たちの工夫や、仕掛けがちりばめられていることを知り、感動してしまいます。
ついつい、カウンセラーの本業を忘れて、「お!これいただき!」とか、「うん、長女とやってみよう!」な~んて、母ナナホシが顔を出します。笑
注:いやいや、ちゃんと、本業も真剣にやってますよ!念のため。笑
昨日は、そんな「いただき!」な幼稚園のアイデアを、実際に子どもたちとやってみましたよ♪
手軽にできるのに、子どもたちの食いつきが半端じゃありませんでした。笑
昨晩、「明日もやる・・・」と呟きながら、眠りについた長女ですw
幼稚園から帰ってきたお子さんと、保育園がお休みの日曜日に、幼稚園に入る前の子は、いつもの公園遊びの時間に、取り入れてみてはいかがでしょう♪
【この記事を読む際の注意点】
私が公立幼稚園に勤めている関係で、文章の主語が「幼稚園」になっていますが、基本的に、幼稚園も保育園も3歳以降の教育指針は、目標・内容ともに全く同じです。
それは、1960年代だから変わらないのだそう。
さらに、来年度から改正される指針では、再度しっかりと明記されるとのことです。
一方で、同じ「幼稚園」だけれども、私立の幼稚園はこの限りではありません。
それぞれの園が、独自の教育指針をもって運営しています。
つまり、この記事の「幼稚園」は「公立の幼稚園と、保育園3歳児クラス以降」と読み替えていただければと思います♪
【目次】
- 園長先生に聞いてみた。幼児期に最も大切な「教育」とは?
- 幼稚園の「あそび」は奥が深い!
- お手本は幼稚園。実際にやってみた。手軽にできる「草花の色水遊び」
- 子どもを伸ばすあそびの工夫 ー大人の心得とは?ー
- まとめ
園長先生に聞いてみた。幼児期に最も大切な「教育」とは?
現在、5つの幼稚園に出入りさせていただいています。
全て、公立の幼稚園ですので、園によって教育・保育の目標や、内容は、基本的に同じです。
(幼稚園には「幼稚園教育要領」という、文部科学省が定めた指針があり、全国の公立幼稚園はそれにそって教育が進められています)
ただ、やはり先生方のキャラクターや、園長先生のお考えで、各園の特色は少しずつ異なります。
せっかく、色々行かせていただいているのだから、この際聞いてみよう!と、仕事の合間を縫っては、幼児期に大切なことについて、園長先生に聴いて回っています。
全ての園長先生が、口をそろえておっしゃいます。
「幼児期に最も大切なのは「あそび」です」と。
すくすく子育てスペシャルでも言い切っていましたよ!
幼稚園の「あそび」は奥が深い!
では、どんな遊びが、幼児期の子どもたちに大切なのか。
実際に幼稚園では、どんなふうに遊びを展開させているのか。
気になりますよね~
上記のすくすく子育てスペシャルを見ていて、なるほど~と唸った専門家の言葉を引用します。
子どもの自発的な部分を大事にしましょう。させられるのではなく、自分からやっていく中で育ちます。
特に、幼児期の場合は遊びです。子どもたちは遊びこむ中で、やる気、意欲、粘り強さ、探求していく力が身についていきます。
つまり、子どもたちが自分たちの興味関心から生み出した遊びに、とことん没頭する、遊びこむことが、何よりも重要だ、ということがわかります。
そしてこんなコメントも。
子どもに任せきりでなく、大人がサポートすることも大切です。
例えば、子どもが遊んでいるときに失敗しかけたら「こうしたらどう?」とフォローしてあげると、頑張りが続きます。すると「頑張ればできるんだ」と、いつのまにかわかってくる。汐見 稔幸 (白梅学園大学学長 教育学)
カリキュラムが決まっているわけでも、教科書があるわけでもない。
子どもの生の反応に、リアルタイムで反応を返しながら導いていくわけです。
幼稚園の先生ってすごいんだなぁ~と、心から思いますね。
お手本は幼稚園。実際にやってみた。手軽にできる「草花の色水遊び」
一般人である親が、幼稚園の先生レベルのあそびを、我が子に提供するのは、ちょっとレベルが高すぎる感があります。
でも、幼稚園児がどんな遊びで嬉々とするか、そのアイデアは、もうそこら中に転がっていて、ワクワクしてしまいます。
是非、今度、ご自分のお子さんの参観があったときには、「あそび」に注目して眺めてみてください♪
こんなことに夢中になるのか!という発見がゴロゴロしています。
一昨日訪問した園で、年長さんの男の子が、黙々とやっていた遊びが魅力的だったので、実際に我が子とやってみました。
雑草を使った色水遊びw
私の行っている園では、どの園でもやっているのですが、長女に聞いたら「やりたい、やりたい!どうやってやるの?!」ですって。汗
オシロイバナの花を使った染物は、いつかやりたいな~と思っていましたが、一昨日の男の子を見て、「なるほど!まな板とナイフを使うのね!いただき♪」。笑
早速、100円ショップで、軽い木のまな板を買ってきました。
帰りにオシロイバナを摘んで。
4歳の長女は、さすが遊びが高度で、ジュースに見立てた色水をシェイクしてみたり、小さなゼリーカップに入れて、私にふるまってくれたりと、それはそれは楽しそう。
と、いうか、色水を作っているときは無言。笑
2歳の次女はというと・・・
ひたすらペットボトルのお水を、道路に流した後、その辺にあった、ありったけの落ち葉をあつめて、泡立て器でかき混ぜておりました。
こちらも、無言w
彼女たちの頭の中は、どんなことが浮かんでいるのかな?
どんなふうに、お水やお花や葉っぱが映っているのかな・・・
想像してたら、ついニヤニヤしてしまったナナホシです。笑
子どもを伸ばすあそびの工夫 ー大人の心得とは?ー
実際に、やってみて、ああ、家庭でもこうやって意識して、遊びの場を作ってあげることができるのだな、と感じました。
それと同時に、大人側の心得も、ある程度大切だな、と痛感。
場所の確保・設定の工夫
まず一つ目に、場所の確保に結構気を遣うな、ということ。
今回の「草花の色水遊び」に限って言うと、
ポイントは、
・他の人に迷惑にならず
・ある程度遊び道具を広げても大丈夫な場所
・すぐ近くに水場がある
・すぐ近くに植物が生えている
・その植物を自由にとっても良い(=雑草w)
今日の様子を見ていて、子どもたちのあそびはどんどんと展開し、広がっていくんだな~というのを実感しました。
オシロイバナだけではなく、いろんな草花を使ってみたくなるし、道具はどんどん広がっていきました。
我が家の場合は、家の前の路地が、ちょうど遊びやすい条件を、概ね満たしているので、気兼ねなく遊ばせられました。(雑草がない!という不満はありましたが)
都会の場合、公園はきれいすぎて、ちょっと大胆に遊ぶには気が引けるし、お水を使った遊びは、ほかの親子にも気を使います。
かといって、あまり遠くに出かけるには、荷物が大掛かりな遊びは難しい・・・
わざわざ、「遊ばせに行く」というのもなんか違う気がします。
家のすぐ近くで、「この遊びならここ!」という目星をいくつかつけておくといいのかもしれないな~と思いました。
庭があったら最高だな!と、生まれて初めて思いました。
庭持ちの方、是非、雑草園を作ってみてください、子どもたちは大喜びですw
辛抱・忍耐、必須です。
親の立場で、子どもの遊びを見ていると、ついつい口出ししたくなっちゃうな~という事を痛感しました。
次女は、洋服がびしょびしょになってもお構いなしで、それはそれは楽しそうに遊びます。
つい、「こぼれちゃうよ」とか、「気を付けて!」とか言いたくなるのを我慢するのが、大変でした。笑
そして、困っていてもすぐには声をかけない、というのも意外と忍耐がいりますね。
子どもたちが自発的に、「どうしたらいいだろう?」「こうしてみようかな?」と考えている、その邪魔をしないように、必死に見ないふり。笑
遊びこむのを上手に導くのって、ものすごく難しいです。
用意するとよいモノは?
用意するといいな、と感じたのは以下の2点。
・本物の道具
・本物の草花(できれば、はえている雑草が欲しかった!)
道具は本物に限ります!
おままごとの道具も少し用意しましたが、子どもたちがずっと離さず使っていたのは、本物のナイフと、泡立て器と、すりこぎでした。
それと、ゼリーのカップ、ペットボトル、ヨーグルトの空き箱。
少しの本物と、家にあるモノで、十分遊べるのだな~と感心しました。
一昨日お邪魔した幼稚園には、「雑草園」と呼ばれる、いろんな“雑草”がはえているコーナーがありました。
年長さんの男の子は、何度も雑草園へかけていって、色々な種類の草を刻んだり、匂いを嗅いだりしていました。
雑草によって、つぶしたときに出てくる色や、匂いが全然違うんですよ!
私に向かってニカッてわらい、「これ、虫よけの匂いするよ」なんて目を輝かせるんです。
この体験を、我が子にもさせたかったな~
今度は、公園で雑草を収穫してから、色水遊びをやりたいと思います!
と、いうか、今日早速行ってきます!笑
まとめ
職場の幼稚園の「あそび」のアイデアを拝借して、実際に我が子とやってみた、「草花の色水遊び」。
もう、とにかく、親子ともに楽しかった!!
今までも、色々と工夫して遊びを仕掛けてみたことはありますが、やっぱり幼稚園で人気のあそびは、我が子にとっても魅力的なようです。
家庭でやってあげられると、小さなきょうだいや、近所のお友達も巻き込んで遊べるな~というメリットを感じました。
私の住んでいる東京では、意識して探さないと、子どもたちが自由にあそぶことができる場所が少ないです。
でも、少しの工夫と、大人の忍耐(笑)があれば、子どもの心からあそびに没頭する姿を間近で見られるのだな~と感じました。
遠くに出かけるのもいいけれど、子どもたちが本当に求めているのは、こういった身近な遊びの中に隠れているのかもしれません。
何かの一助になれば幸いです^^
今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました♪
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